施設で広がっているスタッフへのサポート

昔は汚い、キツイ、給与が安い3Kと言われた事もあった介護業界ですが、近年は高齢者の増加に伴い大幅な改正が行われています。どんなに良い設備が整った施設を建てても、安定した人数のスタッフ確保が出来なければ営業は出来ません。

その為、多くの施設ではスタッフに結婚・妊娠・介護等の事情があっても、長く働ける様に手助けしています。それに伴い、育休制度を導入する施設も増えてきているため、女性は出産を得ても同じ職場で働けるようになってきています。

しかしそうは言っても、介護の仕事は力仕事です。移動の時の介助や体位替え等は、利用者の体重を直に受けとめます。また急につまずいた高齢者を支えるような事も頻繁にある為、女性にとっては負担が多い職場と言えるでしょう。

万が一、介護スタッフの女性が妊娠していた場合、そうした急な重みでお腹に力が入り、最悪流産と言う事もあり得るのです。そのため、女性は妊娠が発覚した時点ですぐに上司、同僚に伝える事が望ましいとされています。そして報告を受けた上司、同僚がそのことを知れば、妊婦の女性に危険が及ばないよう気遣いしてくれるでしょう。

例えば、食事補助・見守り・送迎車の乗り降りの見送り・記録等は、比較的負担がかからないものです。逆に入浴補助や下の世話は、力のいる仕事なのでお腹に負担がかかります。妊娠した場合でも施設内で出来る仕事はきちんとあるので、仕事の有無を気にして黙ったりせず、早めに報告するようにしましょう。